【歌を上手に聞こえるように歌うための練習方法】2010年04月11日編集
「たかがカラオケ、されどカラオケ」、どこかで聞いた様な言葉ですが、何にでも「上手になるコツ」はありません。練習あるのみです。その練習方法と練習量で上手に聞こえる歌と下手に聞こえる歌に別れます。
※但し、上手に聞こえる歌は、採点機では高得点は望めません。
[練習前に]1、
元歌のCDを聞きながら、歌手と一緒に小声で口ずさめる程度で、歌えると思い込んで人前で歌えると思っても、その声(キー)は出ません。歌う気持ちで本気に声を出さないとキーが合うか合わないかは判断できません。
マイクを使わなければ、自宅でもある程度大きな声で歌えると思います。マイカーで移動する方なら、窓を閉め切って大声で歌えると思います。
[練習前に]2、
テレビモニターに映る歌詞を見ながらでは、カラオケを聞く耳が留守になり、音程やリズムが怪しくなります。それを頭の中で確認しながら頭の中で歌っていては、まともに声は出ず、言葉が聞く人には聞き取れないと思います。
歌うには、声を出すイメージとか、色々考えながら歌う心の余裕が必要です。
一緒に歌いに行くお友達の中には、ビックリするほど上手に聞こえる人も、たまには居ると思います。その人は、それなりに影で人知れず練習していると思います。
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だからと言って、カラオケBOXを借り切って(ヒトカラ)同じ歌を何回歌っても、歌い慣れする事はあっても、基本的には上達しません。上達を願うなら、新曲を覚えるまでの練習方法を変えましょう。
[練習前に]3、
声が出ないと悩んでいる人に、他人は無責任に「お腹から声を出せ」とか、「腹式呼吸」を練習すると良いと言います。そう言う本人は、発声法は何も知らない証拠です。
※それは、腹式発声と腹式呼吸を混同している人の意見(アドバイス)です。
「お腹から声を出せ」と言いますが、その効果はお腹に力を入れることにより横隔膜が働き、肺を押して一時的に大声が出るだけで、長くは続きません。もともと肺の中に十分空気が残っていないからです。
悪戯した子供に、大声で「こら~」と叱る時、又は遠く離れた人を大声で呼ぶ時も同じようなものです。「腹式呼吸を練習すれば声が出る」も、同じようなものです。発声法(腹式発声)が身に付いていないと、肺には十分空気が入らないからです。
※腹式発声� ��ブレス(息継ぎ)は、空気(息)を吸おうと意識せず、全身の力を抜いたまま(特に喉と口の中を開いたまま)、瞬間にお腹を前に押し出すだけで肺に空気が収まります。空気(息)を吸おうと意識すると、喉や肩に力が入って十分肺には収まりません。
本題【歌が上達するための練習方法】です。
他人の前で歌を歌って聞かせるのは、大勢の人の前で、本を朗読して聞かせるのと同じです。練習前に準備するものは、↓
(1)歌詞カード (2)楽譜(メロ譜で可) (3)歌&カラオケの3点です。
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※(1)歌詞カードを暗記する気で何回も読み、歌唱中に歌詞が頭の中から飛んだらカンニング(一行の頭を見れば、その行は目を離しても歌える程度に)暗記します。
歌詞全体を、大声で棒読みしても言葉が硬くなります。歌詞一行の中の一番大切な言葉を聞く人にはっきり伝えれば、その前後は軽く流しても全体が伝わります。その作業(構成)を最後まで行なってください。歌詞の中の喜怒哀楽も同時にチェックします。
※微妙な間とか人の言葉は、楽譜では書き切れない部分が有ります。
例えば「私は、あなたが大好きです(わたしは、あなたがだいすきです)」と16分音符が並んでいたと仮定します。楽譜どおりに同じ16分音符で並べて� ��伝わりません。
「わたしは」の「は」が8分音符なら問題無いのですが、同じ16分音符なら「は」で微妙な間(楽譜で書き切れない程度の)を取り、その前後をたたみ込んで帳尻を合わせることによって語り言葉になります。
その言葉の強弱も、本を朗読して聞く人の心へ自然に届くように考えます。
※語り口調になり、聞く人の心へ自然に届き、上手に聞こえますが、その分採点機の点数(リズム)は下がります。
その為には口を大きく、母音を早くハッキリと出さないと、普段の会話と同じように歌っていても言葉は通じません。聞く人に言葉が聞き取りにくいと、聞く人が疲れ、又は退屈します。練習時には、どう歌ったら言葉が分かりやすいかを考えて覚えてください。
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言葉を大切に歌うのが歌の基本です。その為には、歌詞を覚えていないと何もできません。画面の歌詞を見ながら歌っていては伴奏(カラオケの音)を聞く耳が留守になり、当然音程とリズムが怪しく(合わなく)なります。
(2)次は楽譜を見ながら音の動きを覚えてください。メロディーは曲線で覚えず、楽譜の音と音を直線で結ぶ様に覚えます。16分音符が1小節続いていても、途中で半音上がったリ1音上がったリ変化があります。その動きをチェックするのも大切です。
※例えば、道路を歌が通ると仮定します。道路幅は歌の声域で、その道路をメロディーが通ります。元歌のメロディーを耳だけで聞いて、一緒に口ず さんで歌えるようになっても、メロディーを曲線で覚えてしまいます。曲線で覚えた歌は自動車です。
道路を通行するのに自動車でジグザグ運転では、急に現れた障害物(音の動き)を避けられません。一つ一つの音の動きを直線で覚えたメロディーは、道路を徒歩で進むように、障害物を発見すれば横に飛んで障害物を避けられます。
ここまで覚えたら、楽譜を見ながら元歌を聞きなおしてください。何も考えずに聞いていた時とは違った歌に聞こえると思います。
(3)歌&カラオケ
歌詞の、この部分をどう歌って居るか?をチェックしながら聞いて、歌(譜割り)を覚えてしまったら、元歌は聞かないようにしてください。物(歌)真似になってしまいます。
カラオケ(伴奏)は何回も聞いて、細かい音の動き、コードの変化、リズム型(1小節のリズムの型)まで覚えてください。カラオケ(伴奏)は、歌う為の道具ではありません。あなたの専属バンド、又はバンド仲間で、あなたはボーカル担当と思ってください。仲間が演奏している場所が頭の中で判断できる程度までは覚えてください。
文字数の制限があります。長文でも、極一部しか書けません。簡単ですがまとめます。
※上手に聞こえる為には、伴奏と、マイクの使い方を味方に付けるように、言葉を大切に、伴奏を聞かせる所はしっかりと聞かせるように努めてください。サビで盛り上がる所で伴奏が聞こえなくなるほど大声で声をだす必要はありません。聞く人には、声� �表情で分かります。
声は、遠くに居る人に聞かせるイメージで歌ってください。頭の中で確認しながら歌っていては、声は出ません。
分かり難い点は、再度(何回でも)ご質問ください。
投稿日時 - 2012-01-29 11:06:40
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